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受験当日に提出!東大の第二外国語について【地方公立から東大合格】

女の子が多そう、で選ぶと痛い目を見る

受験を控えたみなさんにとっては、そんなことより合否が・・・という感じかもしれませんが、余裕をもつことも大切です。実際、合格をゴールにしていると、入学後に目標を見失い、失速し、最終的には留年したり精神的に病んでしまったりする人も実際にいました。合格を狙いに行きながらも、常に先を見据えることもわすれずに。

さて、知らない人も意外と多い事実として、東大の第二外国語は入学前に選択しなければなりません。首都圏の私立高校など、同級生に東大進学者が多数いる学校に通う人たちは、第二外国語についても十分な背景知識を持ったうえで自分の意思で選択します。一方、私と同じように地方の公立高校で万年エース、のような人だと相談相手もおらず、結局ぐぐってぐぐって選ぶということになるはずです。

そしてよくある例として「フランス語は女の子が多いと聞いたから」 確かに、同じ科類の他言語クラスと比べれば、人数的には女子率が高いかもしれません。 しかし、クラス内に女子が多いということ以上に、フランス語は難しく留年が最も出やすい言語であるということも忘れてはなりません。

むしろ大学ではサークルやバイト先など様々なコミュニティが広がりますから、クラスだけが全てではありません。 そこで今回は、各外国語の特徴についてまとめてみます。受験勉強の合間に、第二外国語を学ぶ自分の姿を想像しながら読んでみてください。

自分のキャラクターを見極めるべし

中国語(ちゃいご)

ビジネスで使えそうという理由でとる人、以前住んでいたからという人(東大には帰国子女がたくさんいます)、なんとなく簡単だと聞いたからという人、が多い印象です。実際にとってみて、やはり他言語と比較すれば難しくはありませんでした。日本語と似た漢字を使うので、言葉によっては習っていない単語でも意味が推測できることがあります。 苦労する人は、音の感覚があまりない人です。同じ「マー」という音でも4つの発声方法があり、意味が全く違う、というように中国語では音が重要です。リスニングのテストなどもあって、中国人の先生が話すのを聞き取るのですが、得意でない子は毎回全て同じに聞こえるらしく、非常に苦労していました。 英語を勉強しているとき、洋楽を聞くだけで自然に英語が入ってくる、といったような語学の勘がある人にとっては学びやすい言語です。逆に英語の発音問題は、よく出る単語のアクセントを暗記した、といったような語学の勘がない人にとっては難しいかもしれません。

どの言語でも言えるかもしれませんが、台湾や中国に旅行に行くと、なんとなく看板が読めるのがとても楽しいですよ。特に最近では東京の街中で中国語の看板を見かける機会も非常に増えてきましたしね。

スペイン語(スペ語)

こちらも同様に簡単だと聞いたから、また明るい人が多いと聞いたから、途上国開発に興味があるから、という人が多い印象です。圧倒的に多いのは前の2つで、確かにスペイン語自体は英語と使う文字は同じ、構文自体もシンプル、ということで学びやすい言語ではあります。また簡単、に惹かれてくる人が多いことからクラス全体の雰囲気はなんとなく垢抜けた人が多く、特に文二のスペ語クラスなどはサークルや部活に全力をかけている人が多い印象です。 またスペインはもちろんのこと、中南米を中心にいまなお多くの国で用いられている言語ですし、国連公用語の1つでもありますから、将来携わりたい国があるからという理由で選ぶ人もいます。

フランス語(フラ語

女の子が多そうだから、可愛い子が多そうだからという理由で選ぶ人が多くいます。他には、フランス文学に興味があり仏文(フランス文学専攻コース)に進みたいから、アフリカで多く使用されており将来仕事で使えそうだから、という理由で選ぶ人もいます。 女の子の比率に関しては確かに少ない方ではありませんが、文系でもクラスの3分の1を少し超えるくらいで、ちゃいごやスペ語とあまり変わらないことも多くあります。理一にいたってはフラ語クラスでも40人中4人女子がいれば多い方という状態で、これでは女の子が多いという概念が揺らいでしまいます。 そしてそんな理由でフラ語を選択した人が苦労するのがフランス語の難しさ。単語や語形の変化などややこしい部分が多く、試験前にはいつも余裕なチャイ語やスペ語クラスを横目に、フラ語クラスの人は必死に勉強している印象があります。勉強の甲斐もむなしく、留年してしまう人も多いです。チャイ語などでは語学の単位が理由で留年する人はクラスで1,2人といったところですが、フラ語では語学だけで7人留年などの場合も珍しくありません。 とはいえ、将来使える言語であることは間違いありませんから、トライしたい人はぜひ頑張ってください。

ドイツ語(ドイ語)

親に「使えるぞ」と勧められたから、なんとなく勘で選んだ、また理系の場合はもともと医者が使っていた言語であるから、という人がいます。あまり目立つ存在ではなく、新歓などで第二外国語を聞かれた時「ドイツ語です」と答えると、「珍しいね、なんで選んだの?」と聞かれる場面が多いとおもいます。 言語の難しさとしては、フランス語の少し下くらいで、スペ語チャイ語の二大ラク言語に比べるとかなり難しい部類に入ります。語形変化が特に難しいらしく、試験前には受験勉強でも使わなかった単語カードを自分で作って勉強している人もみかけられます。クラスの雰囲気としても、ややおとなしめ。 五月祭や駒場祭などではクラスの語学に合わせた食べ物を出すことも多いのですが、本場のフランクフルトなどを出すドイツ語のクラスは毎年好評でもあります。

ロシア語

変わり者が多いです。そもそもとる人数が少なく、一般的には「文3の10組」のようになるところ、ロシア語だけは科類をまたいで「文系の4組」といったクラス編成がなされます。このクラスは別名文ロシとも言われ、見かけたら感動されるくらい希少な存在なのですが、変わり者が多いぶん優秀な人も多く、主席入学者や「受験の頃毎回模試のランキングに出てきた謎の人」みたいな存在がよく入っていると言われます。 ロシア語の言語としては、そもそも使用する文字がキリル文字というアルファベットとは全く異なるもので、また文型の活用自体も難しく、なかなか苦労するようです。長く閉ざされた社会主義空間にあったためか、文献などもどこか冷たく陰鬱な気分になるとのこと。花形である英文や仏文に並んで、ロシア文学コースというのも文学部にはありますが、毎年1名進学者がいるかどうかというレアなコースだそうです。 しかしそんな珍しい選択をする者同士だからか、ロシア語クラスは世代を超えてとっても仲良しです。

韓国語(コリ語)

こちらもロシア語と同じくらい選択者を見かける頻度の少ない言語です。しかしハングルは人工的に作られた言語であるため非常に習得がしやすく、隠れたラク言語だということも有名です。ただ独学でもすぐに習得できてしまうくらい簡単なので、せっかく第二外国語を学ぶのであれば別の言語をと考える人もいます。

イタリア語(イタ語)

こちらもロシア語、韓国語と同じくらいのレア言語です。なんとなく陽気さを狙った人が多いのか、イタ語クラスの人は東大で珍しく教室内でナンパしてきたりすることもありました。言語としての難しさは、特筆することのないレベル、とでも言っておきましょうか。

第三、四外国語もとれるぞ!

そして、これだけ記述していると、どれにするか迷ってしまいますが、駒場時代には第三、第四外国語をとることもできます。最短半年で単位が取得でき、簡単な日常会話くらいはできるようになります。私の友人には最大第12外国語を取っていた子がいましたが、かなり苦労していました(笑) バラエティも豊富で、セルビア語、アラビア語デンマーク語など第二外国語ではとれない言語や、中国語の中でも広東語、北京語など方言を学べました。ぜひ入学後には第三外国語も検討してみてください。最終日には先生のお家で、その国のディナー!なんてこともあります。