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基本的には自分の思考を整理する場として。

東大入試の世界史なら世界地図で勉強しよう【地方公立から東大合格】

世界史の記述対策は直前1ヶ月でも間に合う

地方の公立高校に通う人が、世界史対策で課題に感じることの1つは、学校の授業が直前まで終わらないことではないでしょうか。

「あと3ヶ月後には600字の記述問題を解けるようになっていないといけないのか」

と思いながら、近代の授業を受けている・・・なんてこともよく起こると思います。もちろん都会の進学校に通う人たちは、ずいぶん先に授業を終え、とっくに受験対策に入っています。しかし、私の経験値から言えば、公立のペースでも十分に現役合格できる点数をとることができます。

ポイントは ・センター対策で基礎を固める ・頭の中に「時間軸をともなった世界地図」を作る ことです。

センター試験の世界史が一番の基礎固め教材

センター試験の世界史は、ある程度勉強をすればほとんど100点しか取れないような構造になっています。どこかの私立大学のように教科書範囲を大きく逸脱することもなく、また4択で記述がありませんから、誤答が誤答である理由を必ず説明できるからです。

3年生の夏頃からは、ひたすらセンター試験対策の世界史問題を解いてみることをおすすめします。そこでポイントなのが、問題の周辺部分まで記憶を掘り返すことです。間違えたところもあっているところも必ず、世界地図と該当する図説などを開いて確認します。例えば「ウマイヤ朝の版図は・・・」といった問題であれば、ウマイヤ朝だけでなく、そのあと続くイスラーム王朝を順に思い出してみたり、7世紀ごろ他の地域ではどんな王が力を持っていたかを思い出してみたりします。もちろん思い出せなければ、地図や図説を引っ張り出して確認します。

この、「ちょっと想像を膨らませてみる」ことが、二次試験の特に第一問の大記述で必要になる力を育てます。

実況中継シリーズを休憩がわりに読んでみると、多少広がりがわかるようになると思います。

センター形式でだいたい90点程度が安定してとれるようになれば、基礎事項は頭に入ったことになります。持論では、記述対策はセンター後から始めれば大丈夫ですが、どうしても不安な人はセンター前から第二問などを練習として解いておくと良いでしょう。第一問は多少解いてみても、丁寧な添削を受けなければほとんど意味がありませんから、気休め程度にやるのだと思っておいてください。

世界史の広がりを捉えられたら勝ち

さて、次にセンター試験後の二次記述対策についてご紹介します。

ここまでに紹介した基礎力がないと、どれだけ対策してもほとんど伸びませんので、基礎固めは十分にしておきましょう。

二次対策のポイントは ・点数になるポイントを書き出して埋め込むこと ・添削を受ける ことです。

第一問では、指定語句がいくつか出され、対象になる時代と地域も指定されます。まずそれをみて、「何については外さずに記述すべきか」「この語句はどこで使ってほしくていっているのか」を考えてメモしておきます。

さらに「この語句があるということは、この軸を中心に話して欲しいんだな」といったことまで想像できるといいです。

20点もあると言われている問題ですから、採点は加点方式です。つまり、あるポイントが含まれていれば含まれているほど点数が加算されていきます。全体としての流れも大切ですが、枝葉末節の表現にも気をつけて。

添削については、「誰かに見てもらう」ということが大切です。何が言いたいかというと、見てもらう相手は東大入試のプロでなくてもいいということ。

地方の公立で、東大受験に精通した世界史の先生を見つけることはなかなか難しいと思います。私も正直、「この先生で大丈夫なのかな」と思ったこともありました。しかし、実際に必要なのは、圧倒的な知識や東大入試専門のテクニックではなく、「多少背景知識をもった他人に伝わるか」というところだったなと、受験が終わってから思いました。

それでも不安であれば、Z会などの東大コースをとってみるのもいいと思います。実際に私も使ってみましたが、添削の精度としてはあまり学校の先生と変わらないと思いました。定期的に本番形式の問題が届くので良いペースメーカーになった、くらいの印象です。

自力でやるのであれば、赤本の25カ年分のものを、センター試験後から二次試験の日までにすべて解いてみる、くらいのペースでいいと思います。

5年くらい経つと、ネタが切れてくるのか、過去問と似たような地域や時代が選ばれることもあるので、既出だからといって手を抜くと痛い目をみるかもしれません。

ともかく言いたかったのは、センターまでに地図と時間軸で内容を覚えること、二次試験対策では添削を受けてポイントをこぼさずに入れること、です。公立のペースで十分間に合いますし、基礎ができていればむしろ得点源にもなります。